関西ニュースKANSAI

　今年１年の世相を表す「今年の漢字」が京都市東山区の清水寺で発表され、「税」に決まりました。

　「今年の漢字」は、はがきやインターネットなどによる一般応募の数で決められます。

　日本漢字能力検定協会によりますと、約１５万票の応募のうち、４％となる約６０００票が「税」だったということです。

　所得税などについて増税の議論がなされたことや、インボイス制度やふるさと納税など様々な「税」にまつわる話題が取り沙汰されたことなどが理由となっています。

　「税」が選ばれるのは消費税が８％に増税した２０１４年以来２度目です。

　筆を取った森清範貫主は、今年１年、関西を盛り上げた阪神タイガースの話題を挙げ、「『虎』だと思っていたが蓋を開けたら『税』だった。非常に厳しい日本の情勢を感じている」と話しました。

　なお、２位は連日続いた猛暑を連想させる「暑」で、３位に「戦」、４位には「虎」の字が続きました。