関西ニュースKANSAI

　９月、宝塚歌劇団の女性が死亡した問題で、歌劇団はホームページでの調査報告書の公開を取りやめました。

　９月、宝塚歌劇団の宙組の女性（２５）が死亡した問題を受けて弁護士がまとめた調査報告書では、長時間労働による心理的負担があった可能性があるとされた一方、パワハラやいじめは認定されませんでした。

　これに対し遺族側は５日、調査報告書の不備を指摘する意見書を歌劇団側に送り、パワハラを認定して謝罪・補償するよう求めていました。

　歌劇団は調査報告書をホームページで公開していましたが、遺族側の要望を受け、掲載を取りやめたと１８日に発表しました。

　歌劇団は「遺族代理人の意見書などの内容も踏まえて、改めて事実関係の精査等を行ってまいります」とコメントしています。

　遺族側と歌劇団側、双方の代理人は１２月中に再び面会し、パワハラの認定などについて話し合う予定です。