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国際ロマンス詐欺の被害回復うたい"名義貸し" 「非弁行為」の弁護士に懲戒請求 広告会社に業務委託し着手金9億円受け取る

12/20 12:26 配信

 大阪弁護士会の弁護士が国際ロマンス詐欺の被害を回復できるとうたったうえ、弁護士名義を貸すいわゆる非弁行為をしたなどとして、懲戒請求されていたことがわかりました。

 大阪弁護士会によりますと、所属する男性弁護士(38)は去年8月ごろから、国際ロマンス詐欺や投資詐欺の被害に対応するホームページを開設し、被害金の回収が難しいにもかかわらず、回収できる可能性が高いように見せかけ、相談者1800人以上からあわせて9億円を超える着手金を受け取っていたということです。

 ほとんどの相談は弁護士ではなく、業務委託した広告会社の事務員が受け、契約を取るなどしていたということです。

 弁護士会は20日、弁護士法などに違反したとして、男性弁護士に対する懲戒請求をしたと発表しました。

 男性弁護士は非弁行為を認めているということです。

最終更新:12/20 12:26

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