関西ニュースKANSAI

　宝塚歌劇団が２０００年以降、労働基準監督署から４回にわたって是正勧告を受けていたことがわかりました。

　宝塚歌劇団によりますと、労働基準監督署の是正勧告を受けたのは２０００年、２００５年、２０１３年、２０２１年のあわせて４回で、勧告された内容の詳細について劇団は「回答を差し控える」としています。

　宝塚歌劇団では９月、宙組に所属していた女性（２５）が死亡し、弁護士の調査で女性には長時間労働による心理的負荷がかかっていた可能性が指摘されています。

　この問題を受け、西宮労基署は１１月２２日と１２月６日、宝塚歌劇団に立ち入り調査を行い、勤務実態や組織の体制を調べていました。

　宝塚歌劇団は「今後も労基署からの指示があれば、適切に対応してまいります」とコメントしています。