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5人のハラスメント行為を大阪維新の会が認定 所属議員対象の調査に14件の被害申告 横山幹事長が口頭で厳重注意

12/26 17:28 配信

 大阪維新の会の横山英幸・幹事長は26日午後、党内の議員らによるハラスメント行為を調査した結果、申告があった14件のうち、5件(5人)をハラスメントと認定したと明らかにしました。

 幹事長が直接、5人に対して口頭で厳重注意したといいますが、ハラスメントの内容は「おおむね威圧的な言動が大きい」などと述べるにとどめ、詳しい内容は「申請者や関係者のプライバシーもあり、事案の詳細の説明は控える」として公表しませんでした。

 大阪維新は今年、党に所属していた男性府議を、女性議員にパワハラやセクハラなどをしていたとして最も重い除名処分としています。

 この問題をきっかけに、党は全議員を対象に実態をアンケートして調査を続けていました。

 横山幹事長は報道陣を前に「威圧的な言動が起きやすいきっかけとして、選挙活動がある」「それぞれの思いがすれ違ってトラブルになるケースがある」などと説明。

 再発防止のためにマニュアルを作成し、定期的な研修を実施するほか、相談窓口を置くといった対策を説明しました。

 一方、説明内容がハラスメント認定の件数にとどまったことから、記者からは「処分された中に党幹部は含まれるのか」といった質問が出ましたが、「(それに答えると)執行部が入っているか、府議団・市議団の執行部かという質問にも答えなければならなくなる。(人物が)特定されるリスクも出てくる」として明かしませんでした。

「身内をかばっているとみられるのでは」との問いかけには「被害を受けた人たちが引き続き、活動を続けていけるための環境づくりを最優先に考えたい」と述べました。

最終更新:12/26 21:41

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