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「区役所は男の言いなり」検証委が報告書 大阪・堺市の隣人男性暴行死 トラブル避けるため警察への通報怠る  

12/26 18:07 配信

 堺市の集合住宅で男性が暴行を受け、死亡した事件で、市の検証委員会は行政の不適切な対応が最悪の結果を招いたと結論づけました。

 無職の楠本大樹被告(33)は去年11月、堺市中区の集合住宅の一室で、隣人の唐田健也さん(当時63歳)に暴行を加え死なせた傷害致死などの罪で起訴されています。

 また同じ去年11月、中区役所の課長補佐が唐田さんの肩を掴んで上下にゆする暴行を加えたとして書類送検されました。

 一連の事件を受け、市は検証委員会を設置し、報告書をまとめました。

 報告書では、職員が楠本被告とのトラブルを避けるため被告の「言いなり」となり、暴行を目撃しながらも警察への通報を怠るなど、不適切な対応が積み重なり最悪の事態を招いたとしています。

 市は報告書を受け取り、順次態勢などの改善に取り組んでいくということです。

最終更新:12/26 18:07

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