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【能登半島地震】「あそこにいてほしくない」自分以外の家族親戚が土砂崩れの巻き添えに 石川・穴水町

01/06 18:42 配信

 穴水町の由比ケ丘地区では、複数の住宅を土砂が押しつぶし、毎年、正月恒例の集まりに参加していた家族親戚10人が取り残されたままとなりました。5日までに3人の死亡が確認され、残り7人の安否は不明のまま、捜索が続けられています。
 救出作業をじっと見つめていた寺本直之さん(52)によると、年末年始に妻の実家で過ごすのが恒例となっていて、仕事のあった寺本さんを除いて、義理の両親、妻、子どもら4人、親戚3人の10人が集まっていたとのことです。
 5日までの捜索で、義理の両親と次男の駿希さん(21)が遺体で発見されています。

(寺本直之さん)「あの今落ちてるのが2階の部分なんです、あの赤い屋根が」

――Q.今見つかっているのは?
「義理の両親と次男です。一応顔を見て確認できた」

――Q.見つかっていないのは?
「7人です」「まあ無念って言ったら、無念やし。はっきり言ってやってられんわね、本当。残念と言うしかないね。これからまだまだやらなきゃいけないこと、いっぱいあったのに。あいつら自身もいろんな夢があったはずだし」

――Q.7名に対して思うことは?
「1人でも2人でも命があってほしい。生きとってほしいなって思います。それと、あそこにいてほしくない。どこかに他にいてほしい」

最終更新:01/06 18:56

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