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中学生400人の2ヵ月間“集団避難”を検討 石川・輪島市 保護者「不安しかない」 子ども「行く・行かないで分かれていて」【能登半島地震発生12日目】

01/12 18:00 配信

 能登半島地震の発生から12日目を迎えました。甚大な被害を受けた輪島市では、市内の中学生の集団避難について検討していることがわかりました。

(記者リポート)「輪島中学校は約300人の生徒がいる市内最大の中学校なんですが、今は市内最大の避難所でもあります。中では約600人が共同生活を送っています」

 対象となるのは輪島市内の中学校に通う生徒約400人で、期間は2ヵ月を想定しているということです。

 難しい選択を迫られることになった親子はー

(保護者)「もどかしいですよね本当に。ちょうど受験の間近なので」「離れ離れになるのはさみしいですけど、しかたないことかなと思っている」
(子ども)「正直、輪島に残りたいんですけど、地震が来て何もできないんで、白山に行っていっぱい勉強しようと思う」


(保護者)「不安、不安しかない、ただ不安」「離れてまで勉強する必要あるのかなとか正直思ったが、子どもが行きたいと言うし、友達もみんな行くっていうから、それなら仕方ないかっていう思い」


(子ども)「友達は行く・行かないで分かれていて、あっちの状況がわからんけど、環境に慣れるか慣れないかで迷ってる」「正直あんまり行きたくない」

最終更新:01/12 18:00

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