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コロナワクチン業務で2億円以上だまし取る 2自治体に費用を過大請求 近ツー元社員に執行猶予付き有罪判決

01/16 12:18 配信

 コロナワクチン関連の業務を受託する際、2つの自治体に費用を過大請求し、2億円以上をだまし取ったとされる近畿日本ツーリスト静岡支店の元社員に有罪判決が言い渡されました。

 近畿日本ツーリスト静岡支店の元社員・大久保功被告(58)は、静岡県掛川市と焼津市から請け負ったコロナワクチンのコールセンター業務で、オペレーターの人数を水増しするなどし、あわせて約2億2400万円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われています。

 裁判で大久保被告側は起訴内容を認め、検察は「公金をだまし取っていて、特に厳しい非難に値する」などとして懲役2年を求刑していました。

 大阪地裁は「だまし取った金額は高額で、結果は重大」と指摘する一方、「懲戒解雇され、退職金を得られないなど、一定の社会的制裁を受けている」として、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

最終更新:01/16 12:18

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