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「書写」で筆ペン 道徳は全校集会の形 検定教科書使わない授業も 国立奈良教育大付属小が9教科・活動で不適切指導

01/17 17:42 配信

 国立奈良教育大学付属小学校で、検定教科書を使わないなど、不適切な指導が行われていました。

 奈良市にある国立奈良教育大学は、付属小学校の9つの教科や活動で不適切な指導があったと発表しました。

 大学によりますと、国語の「書写」では、2年間にわたって学習指導要領で定められた毛筆ではなく、筆ペンを使っていました。

 また、「道徳」では各学年で年間30時間以上の履修が必要ですが、授業形式ではなく、全校集会という形で実施されていました。

 全学年で義務づけられている国歌斉唱は、6年生しかしていなかったほか、「図画工作」では国の検定で認められた教科書を使わず、学校教育法に違反していました。

 (奈良教育大付属小学校 小谷隆男校長)「去年4月に赴任したとき改善を図ろうとしたが先生方にそこの理解を得ることができなかった」

 学校では今後、不足した教科の補習などを行うとしています。

最終更新:01/17 17:42

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