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「やるべきことをやり終えたと思った」ALS患者嘱託殺人 被告の医師が法廷で語る

01/23 17:46 配信

 難病のALS患者の女性に依頼され、殺害した罪などに問われている医師の裁判で、医師は亡くなった女性を見た際「自分がやるべきことをやり終えたと思った」と話しました。

 医師の大久保愉一被告(45)は元医師の山本直樹被告(46)と共謀し、2019年、京都市でALS患者の女性(当時51歳)から依頼され殺害した嘱託殺人の罪などに問われています。

 これまでの裁判では、検察側が被告の行為に正当性はないと主張した一方、弁護側は被告を罪に問うことは女性の自己決定権の侵害にあたり、憲法に違反するとして無罪を主張しています。

 23日の被告人質問で大久保被告は、呼吸が止まった女性の姿を見て「自分がやるべきことをやり終えたと思った」と涙ながらに語りました。

 また、嘱託殺人が犯罪とわかった上で実行した理由については「目の前で困っている女性を放っておくことができなかった」と説明しました。

最終更新:01/23 18:52

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