関西ニュースKANSAI

　神戸徳洲会病院では去年１月以降、カテーテル処置の後に１１人の患者が死亡し、保健所が去年８月に行政指導しました。

　病院は院内の担当者が「死因不明」と徳洲会の本部に報告した２件のみを医療事故として、調査の対象としています。

　しかし患者や遺族を支援する弁護団は、病院が調査の必要な案件を放置している可能性があるとして、適切に調査するよう求める申し入れ書を２２日付けで病院に送ったと明らかにしました。

　病院側からは、「外部専門家の意見を聞き、対象とすべきと判断した症例については調査を開始する予定」という趣旨の回答があったということです。