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宝塚歌劇団と遺族の代理人の面談に死亡女性の母と妹が初出席 歌劇団側に「遺族としての心情や意見」伝える

02/01 19:07 配信

 宝塚歌劇団の劇団員の女性が去年9月に死亡した問題で、歌劇団側と遺族側双方の代理人による3回目の面談に、初めて遺族が出席しました。歌劇団側に直接、遺族としての心情を訴えたということです。

 去年9月、宝塚歌劇団の宙組に所属していた女性(25)が死亡した問題を受けて、歌劇団側が公表した調査報告書では、女性に長時間労働による心理的負荷がかかっていた可能性が指摘されたものの、パワハラやいじめは認定されませんでした。

 一方、遺族側は「パワハラやいじめを認定せずに、合意解決することはありえない」と主張。遺族側の要請を受けた歌劇団は、報告書をホームページから削除していました。

 遺族側の代理人は2月1日、歌劇団側の代理人と1月24日に大阪で、3回目の面談をしたと発表しました。

 面談の冒頭には、死亡した女性の母と妹が同席し、歌劇団側の代理人に対し約20分間にわたって、遺族としての心情や意見を伝えたということです。

 また遺族側の代理人によりますと、代理人同士の面談は数時間に及び、歌劇団側が「明確に従来の見解を変更し、遺族側の意見に相当程度配慮した内容」を述べたとする一方、双方の見解には、まだ一致しない点が残っているといいます。

 遺族側の代理人は「引き続き面談交渉を続けることで、合意による解決を実現したい」としています。

最終更新:02/02 17:07

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