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以前交際していた女子大学生を殺害した罪に問われた男に検察が懲役20年を求刑

02/05 15:49 配信

 おととし8月、堺市で交際相手だった女性を刺し、殺害した罪などに問われている男の裁判で、検察が懲役20年を求刑しました。

 起訴状などによりますと、大阪府貝塚市の無職・山本巧次郎被告(24)はおととし8月、堺市西区で、以前交際していた大田夏瑚さん(当時20歳)の両脚を複数回切りつけた上、胸を突き刺し、さらにベランダから飛び降りた大田さんを何度も刺して殺害した罪に問われています。

 5日の裁判で山本被告は「大田さんにごめんなさいと伝えたい。本当に取り返しのつかないことで、何でこんなことをしてしまったのか、反省している」と謝罪の言葉を述べました。

 検察側は「被告は犯行後に事実を認識しており責任能力があった」と指摘。

 その上で「強固な殺意に基づく執拗で残忍な犯行態様で、動機は復縁を断られたことによる自己中心的で身勝手なものだった」として懲役20年を求刑しました。

 一方、弁護側は「被告は突発性の精神疾患による錯乱状態だったため善悪の判断能力や犯行を思いとどまる能力が無かった」として無罪を主張しました。

 判決は13日に言い渡される予定です。

最終更新:02/05 15:55

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