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「被害者の生命安全は被告に最も大きく依存していた」47歳祖母の裁判で検察が懲役9年求刑 2歳女児がベビーサークルで熱中症死 大阪・富田林市

02/09 12:33 配信

 おととし、大阪府富田林市で当時2歳の女の子の手足を縛るなどし、ベビーサークルに閉じ込め、熱中症で死亡させた罪に問われた祖母の裁判で、検察が懲役9年を求刑しました。

 起訴状などによりますと小野真由美被告(47)は、内縁関係にあった桃田貴徳被告(52)とおととし6月、自宅に設置したベビーサークル内に、孫の優陽ちゃん(当時2歳)の手足を粘着テープで縛るなどして閉じ込め、熱中症で死亡させたとして、逮捕監禁と保護責任者遺棄致死の罪に問われています。

 被告らは優陽ちゃんを閉じ込めている間、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどに遊びに行き、外泊していました。

 これまでの裁判で小野被告は、保護責任者遺棄致死罪については認める一方「緊縛した事実はない」などと起訴内容を一部否認しています。

 9日の論告で検察側は「長期間にわたる虐待の結果、起こるべくして起きた悲劇で、被害者の生命安全は被告に最も大きく依存していた」などとして懲役9年を求刑しました。

最終更新:02/09 12:33

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