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生徒のいじめ相談を学校が9ヵ月間放置 滋賀・甲賀市教委が「重大事態」認定 被害生徒は不登校に

02/20 16:40 配信

 滋賀県甲賀市立の中学校で、生徒からの嫌がらせの訴えを学校が9ヵ月間放置した結果、生徒は不登校となり「いじめ重大事態」に認定されていたことが分かりました。

 甲賀市教育委員会によりますと2022年6月、市立中学校に通っていた当時1年の生徒から、筆箱を取られるなどの嫌がらせを受けていると、担任教師に相談がありました。

 しかし学校は、翌2023年の3月に保護者から「対応してほしい」と連絡があるまでの9ヵ月間、生徒からの訴えを放置していたということです。

 甲賀市教委は同じ年の6月、生徒へのいじめを「重大事態」に認定しました。

 専門家らによる第三者委員会も、嫌がらせ行為をいじめと認定し「学校のアセスメント(評価)体制・能力に課題がある」とする調査報告書をまとめました。

 生徒は現在、不登校となっていて、甲賀市教委は「(2022年6月に)相談を受けた段階で対応をすべきで、初期対応が不十分だった」としています。

最終更新:02/20 16:40

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