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捜査先の住宅で現金や腕時計窃盗 逮捕・起訴の警察官を京都府警が懲戒免職に 虚偽報告で捜査費を不正受給も

02/22 17:56 配信

 捜査中に訪れた住宅から現金や腕時計を盗んだ罪などに問われている京都府警の警部補が、懲戒免職処分になりました。

 京都府警捜査2課の警部補・林謙司被告(57)は2019年、変死事件の捜査に訪れた京都市伏見区の住宅で、現金約10万円や腕時計を盗んだり、2021年から2022年までに12回、虚偽の報告をして捜査費を不正に受け取ったりしたとして、逮捕・起訴されています。

 一連の捜査が終結したことを受けて、京都府警は22日付けで林被告を懲戒免職処分とし当時、林被告の上司だった50代の男性警視ら4人を「所属長注意」としました。

 林被告は、起訴された罪についてはいずれも認めていて、他にも防犯指導の目的で訪れた山科区の独り暮らしの高齢女性の住宅で、現金約1200万円を盗んだなどとも話し、「一生かけて、罪の重荷を背負って苦しんでいこうと覚悟しています」と話しているということです。

 京都府警は「被害に遭われた方、ご家族や関係者の皆様、また警察に対する信頼を損なう事案を発生させ、府民の皆様にも深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

最終更新:02/22 17:56

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