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　徳島県鳴門市特産の「鳴門わかめ」が、収穫の最盛期を迎えています。

　早朝に鳴門市の粟田漁港を出発した船が、１．５キロほどの沖合に設置された養殖棚の仕掛けを巻き上げると、長さ１．５メートルほどに育ったワカメが、次々と引き上げられていきます。

　「鳴門わかめ」は、豊かな風味や歯ごたえが人気で、徳島県内には主に生のワカメとして出荷されるほか、保存ができるように湯通しした上で、塩をまぶして加工した商品が京阪神などに出荷されます。

　漁協によりますと、今シーズンのワカメは海水温が高かったため生育は遅かったものの、色づきや品質はよく、約９００トンの収穫を見込んでいるということです。