関西ニュースKANSAI

自宅に放火 小学生の兄弟殺害 検察が判決不服で控訴 1審では被告の伯父に懲役30年判決

02/29 07:00 配信

 2021年、兵庫県稲美町の自宅に火をつけ甥の小学生の兄弟を殺害したとされる伯父の裁判で、神戸地検姫路支部は、懲役30年とした1審判決を不服として28日、控訴しました。

 1審判決によりますと松尾留与被告(53)は2021年、兵庫県稲美町の自宅に火をつけ、同居していた甥の松尾侑城さん(当時12歳)と眞輝さん(当時7歳)の兄弟を殺害したとされます。

 1審で松尾被告は妹夫婦への恨みを晴らすため、その子どもである2人を殺害したと話していて、検察は死刑を求刑していました。

 神戸地裁姫路支部は15日、犯行の悪質性を指摘した一方で「知的障害の影響が否定できない」などとして、懲役30年の判決を言い渡していました。

 神戸地検姫路支部は28日、判決を不服とし、控訴しました。

 遺族は1審判決後「残虐な手段で2人を殺害したにもかかわらず有期刑という判決に納得がいきません」と話していました。

最終更新:02/29 07:00

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる