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播但連絡道路の補強工事で官製談合 兵庫県道路公社元職員に懲役2年6ヵ月求刑 業者側から接待57回、最低制限価格漏らす
02/29 19:39 配信
兵庫県道路公社の元職員に懲役2年6ヵ月を求刑しました。
起訴状によりますと、兵庫県道路公社の元職員・豊島辰吾被告(39)は、土木建築会社の社員・下田彰被告(67)らから57回にわたり飲食などの接待を受け、見返りとして播但連絡道路を補強する工事の最低制限価格を漏らした官製談合防止法違反などの罪に問われています。
29日の初公判で、豊島被告らはいずれも起訴内容を認めました。
検察は「業者側は、豊島被告が缶コーヒーの差し入れを受け取るなど公務員として脇が甘く、工事価格を聞き出せると思った」などと指摘し、豊島被告に懲役2年6ヵ月、下田被告に懲役2年を求刑しました。
弁護側は、執行猶予つきの判決を求めています。判決は、4月22日に言い渡されます。
最終更新:02/29 19:39