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9年経て和解へ 兵庫県警・機動隊員自死訴訟 県が遺族に謝罪を条件に合意 賠償金142万円盛り込んだ補正予算案を可決

03/01 13:44 配信

 兵庫県警機動隊の男性巡査が自殺したのは、先輩からのパワハラが原因だったとして、遺族が県を訴えていた裁判で、県の謝罪などを条件に和解が成立する見込みとなりました。

 兵庫県警機動隊の元巡査・木戸大地さん(当時24歳)は2015年、寮で自殺を図り、その後死亡しました。

 遺族は、先輩隊員らによるパワハラが自殺の原因だとして、県に約8000万円の損害賠償を求め、2017年に提訴しました。

 一審の神戸地裁はパワハラを認定し、県に100万円の支払いを命じた一方、自殺との因果関係は認めず、遺族と県側の双方が控訴していました。

 県側は控訴審でも争う姿勢でしたが、結審後に裁判所から和解勧告があり、協議の末、県が謝罪することを条件に双方が和解に合意したということです。

 1日には県議会で、損害賠償142万円を遺族側に支払うとする補正予算案が可決されました。

 和解は22日に正式に成立する予定です。

最終更新:03/01 13:44

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