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「子どものことが政治への思いに」女性議員が半数占める議会 兵庫・宝塚市のいま 2代続けて女性市長も誕生

03/05 17:25 配信

 今週金曜日3月8日は、女性の権利や地位向上を目指す『国際女性デー』に設定されてますが、日本は世界に比べて、女性議員の数が圧倒的に少ないという現状があります。

 衆議院議員の女性の割合は全体の10%と、世界190ヵ国中165位です。こうした現状で、女性議員が議会の半数を占める町を取材しました

 兵庫県・宝塚市。宝塚歌劇団などで知られるこの町の議会は半数が女性です。

 去年4月の市議会選挙で定数26人のうち、14人の女性候補が当選を果たしました。(現在の女性議員は13人)
 女性比率は50%を超え、全国でも最多の規模です。

(冨川晃太郎議長)「過去から女性に対して政治に関心を持ってもらおう、参画してもらおうという動きが市を上げてあった」

 35年前、宝塚市は県で初となる男女参画をかかげたセンターを設置。女性が政治に参加しやすい仕組みづくりに、早くから取り組みました

 こうした行政の取り組みも後押しし、宝塚市では2代続けての女性市長誕生となりました。

 去年の市議選で初当選の持田ちえ議員。女性が市政に参加する宝塚市ならではの環境が立候補を後押ししたといいます

「住んでいるまちの市長が女性なのは普通で、議会に女性がいるのも普通というのが(宝塚市は)元々あるところなので。女性は(議員に)なれないのではないかという不安は全くなかったので、(宝塚市の)こういう環境が女性の立候補のしやすさに繋がっているではないかと思います」

 3人の子どもを育てる持田さん。母親議員であることの強みをこう話します。
「母親ならではの目線、家に帰ってからの子ども達のバタバタした毎日はやっている人でないと分からないと思う」「子どものことが政治への思い、行動に繋がっているので、感情的に動けるのは女性の強み」

最終更新:03/05 17:25

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