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「日本人を逆差別する意図はなかったと思う」奈良県立美術館の観覧料 “外国人観光客は無料”4月から見直しへ

03/08 19:00 配信

 奈良県立美術館で外国人観光客の料金が無料に設定されていることについて、SNSで批判が相次いでいることを受け、県は4月から有料に変更する方針であることを明らかにしました。

 奈良県立美術館では、大人は1人400円、小学生から大学生も150~250円の観覧料がかかりますが、外国人観光客は無料です。(障がい者やその介助者も無料)

 県によりますと、外国人観光客の満足度を高めるためのインバウンド政策で、常設展は2008年から特別展は2014年から無料になっていて、例年外国人観光客は全体の1割ほどだということです。

 SNSでの投稿をきっかけに批判が相次いでいることについて、奈良県の山下真知事は8日、この制度が始まった当時は「日本人を逆差別する意図はなかったと思う」としつつ、「合理性のない制度だ」として、県立美術館の外国人観光客の料金を4月から有料に見直す方針を明らかにしました。13日の会見で、正式決定をするとしています。

 同じく外国人観光客の料金が無料になっている大和郡山市の民族博物館など複数の施設も具体的な料金は決まっていないものの、4月から有料に見直すということです。

最終更新:03/08 20:13

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