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「あー泣きたい」見学者から落胆の声 民間ロケット打ち上げ延期 警戒区域に船舶残留
03/09 18:29 配信
和歌山県串本町で予定されていた民間ロケットの打ち上げが、急遽、延期されました集まった大勢の見学者からは落胆の声が聞かれました。
東京の宇宙ベンチャー企業「スペースワン」が開発した小型ロケット「カイロス」の打ち上げ。
全長約18mの機体には小型衛星が搭載され、高度500キロの軌道へ投入に成功すれば、民間では国内初となる予定でした。
打ち上げ時刻の午前11時17分。見学会場に集まった5000人が見守りました。
「飛べー」「カイロス飛んでー!」
(島田大記者リポート)
「予定時間は過ぎているのですが、ロケットが飛ぶ気配はありません」
(会場MC)
「延期になってしまいました」
(見学者)
「飛ばなかったことは残念でしたが、スペースワン社の皆さん、ぜひ頑張ってください。応援しています」
「次は絶対上がると思います。あ~泣きたい」
スペースワンは、打ち上げ延期の理由を「警戒海域に船が残っていた」と説明しました。
(スペースワン・阿部耕三執行役員)
「船舶が海上警戒区域に残留したことで、本日の打ち上げは延期せざるをえなかった」
カイロスの打ち上げ日は、13日以降で改めて設定するということです。
最終更新:03/09 18:29