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帰宅困難者支援で神戸市が全国初のシステム導入へ 大規模災害に備え一時滞在施設を検索予約

03/14 19:23 配信

 南海トラフ地震などの大規模な災害に備えて、神戸市は、帰宅困難者にスムーズな避難を促す「支援システム」を4月から導入すると発表しました。
 自治体による一時滞在施設への案内システムは、全国初だとしています。

 神戸市は、災害で公共交通機関が停止した場合、中心部である中央区での帰宅困難者が、平日なら20万人に上ると試算していて、一時滞在施設への移動や案内にかかる時間が課題です。

 これらを受けて神戸市は、帰宅困難者が公共施設やホテルなど、一時的に滞在可能な施設を案内、予約するための新たなシステムを4月から導入すると発表しました。

 「帰宅困難者支援システム」には、災害の際、市のホームページのほか、三宮駅周辺などで看板に掲載される二次元コードを読み取ってアクセスできます。

 一時滞在施設26カ所が現在地に応じて表示され「子ども連れ」や「要援護者」など、希望に合わせて予約できます。
 (久元喜造神戸市長)「災害は、いつやってくるかわからない。いざというときは、できるだけスムーズに運用できるよう最大限努力したい」

 システムは、英語や中国語などのほか、ウクライナ支援の一環で、ウクライナ語にも対応しているということです。

最終更新:03/14 19:23

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