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京大が理学部と工学部の入試に「女子枠」 2026年度の試験から新設 両学部で計98人の定員に対し39人の枠

03/21 22:18 配信

 京都大学は21日、2026年度に入学する学生の試験から、理学部と工学部で女性のみが出願できる枠を設けると発表しました。このところ、理工系学部のある大学が、入試に「女子枠」を設定するケースが増えています。

 京都大学は21日の会見で、2026年度の入学生の試験から、理学部と工学部の「特色入試」で、女性のみが出願できる枠を新設すると発表しました。

 両学部あわせて98人の定員に対し、39人の「女子枠」が設けられ、学業活動のレポートや大学入学共通テストの点数などを踏まえて、合否が判定されます。

 (京都大・湊長博総長)「社会を構成する人々の多様性が、大学を構成する人々に反映されていない状況が合理的に説明できなければ、多様性を欠くと言わざるをえない」

 文部科学省は2022年、各大学に対し理工系分野での女子を対象とした入試など、多様性の確保に向けた工夫を求める通知を出していて、すでに東京工業大学や名古屋大学など国公立大学の理系学部で、今年度の入試に「女子枠」が導入されています。

最終更新:03/21 22:18

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