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宝塚歌劇団の俳優死亡 上級生からの謝罪文を遺族に手渡す方向で検討 遺族代理人があす交渉内容について会見予定

03/27 22:14 配信

 去年9月、宝塚歌劇団の俳優が死亡した問題で、歌劇団を統括する阪急阪神ホールディングス会長がパワハラをしたとされる上級生の謝罪文を遺族に手渡すことを歌劇団側が検討していることがわかりました。

 去年9月に死亡した歌劇団宙組の女性(25)の遺族は、女性に対して上級生からパワハラがあったとして謝罪を求めていました。

 一方で、去年11月に歌劇団側の依頼で外部の弁護士がまとめた報告書では上級生らによるパワハラ行為があったとは認められず、遺族側は歌劇団側に対し、パワハラを認めた上で謝罪するよう求め、報告書の内容にしばられない形での合意の成立に向けて話し合いを重ねてきました。

 その後の関係者への取材で、歌劇団を統括する阪急阪神ホールディングスの角和夫会長が上級生から謝罪文を預かり、遺族に手渡す方向で調整していることが新たにわかりました。

 さらに、歌劇団側は遺族側との話し合いの合意に向け、角会長らの謝罪や金銭の支払いなどについても詰めの協議を進めているということです。

 遺族側の代理人は歌劇団側と交渉した内容について28日に会見を開く予定で、歌劇団側も合意に至れば会見を開くとしています。

最終更新:03/27 22:14

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