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宝塚歌劇団側と遺族側が合意書締結 上級生らの14のパワハラ認め遺族に謝罪 所属俳優死亡問題で歌劇団が緊急会見 

03/28 16:31 配信

 去年9月、宝塚歌劇団の俳優が死亡し、遺族がパワハラの存在を主張していた問題で、28日午後4時から歌劇団と遺族側代理人がそれぞれ会見を開き、双方の間で合意が成立したと発表しました。

 歌劇団は遺族側が主張していた15のパワハラ行為のうち14の行為を認め、歌劇団を統括する阪急阪神ホールディングスの角和夫会長が28日、遺族と面会して謝罪し、合意書を締結したということです。

 合意書では歌劇団側がパワハラ行為の責任が歌劇団にあることを認めて謝罪すること、二度と同様の事態が起きないよう健康な職場を作るために全力を尽くすこと、遺族に対し、慰謝料などの解決金として金銭的な補償を行うことが盛り込まれました。

 また、角会長は面会の場でパワハラをしたとされる上級生らが書いた謝罪文を手渡したということです。

 死亡した俳優の母親は「言葉では言い表せないたくさんの複雑な思いがあります。娘に会いたい、生きていてほしかったです。最後になりましたが、娘にお心を寄せてくださった方々に感謝を申し上げます」とコメントを発表しました。

最終更新:03/28 16:33

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