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児童養護施設から退所した若者など支援 「ケアリーバ-」専門相談窓口を開設 兵庫県

04/05 20:25 配信

 児童養護施設から退所した人など、「ケアリーバー」と呼ばれる若者の支援のため、兵庫県が専門の相談窓口を開設しました。

 「ケアリーバ-」は、社会的保護(ケア)を離れた人(リーバー)のことです。

 児童養護施設から退所したり、里親家庭から離れたりして「自立」が迫られる一方で、頼れる人がおらず学校や仕事をやめてしまう人も多いということです。

 県が去年、初の実態調査を実施した結果、退所後の支援や相談を受けられる拠点が明確でなく、まず「助けてほしい」と言える勇気を持ってもらうことが課題として認識されました。

 5日には、支援策の一つとして、就労支援や交流の場として活用してもらうよう、ケアリーバーの専門相談窓口が新たに設置されました。

 直接窓口に行くことも、電話などで相談することもできます。

 齋藤知事は、「ケアリーバ-の人を決して1人にしない、孤立した状態にしないように支えていく。そんな拠点に向けた大きな一歩になる」と期待を込めていました。

◇「ひょうご自立支援相談・交流拠点(ケアリーバー専門相談窓口)」
住所:神戸市中央区坂口通2-1-1 兵庫県福祉センター内
電話:078-855-9980
月~金 9:30~16:30(祝日・年末年始を除く)

最終更新:04/05 20:25

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