関西ニュースKANSAI

　小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメントが原因と疑われる健康被害が相次いでいる問題で、厚生労働省と大阪市は６日午後、小林製薬本社で会社側から聞き取り調査をしました。

　小林製薬は、健康被害を最初に把握してから公表まで約２ヵ月かかっていて、厚労省と大阪市は２時間あまりの聞き取り調査を通じて、一連の会社側の対応や危機管理体制を確認したとみられます。

　厚労省はすでに、健康被害のあったサプリの紅麹原料の一部に、青カビが作る「プベルル酸」が含まれていたことを公表。一方で健康被害との因果関係は不明です。

　厚労省と大阪市は３月３０日、原料を製造していた大阪工場を立ち入り検査し、衛生管理の状況なども調べていて、健康被害の原因究明を進めています。