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外国人観光客対象に大阪府が検討の「徴収金」 万博前の導入にBIE事務局長が懸念「歓迎されてないと感じるおそれ」

04/10 16:14 配信

 大阪・関西万博を前に大阪府が検討している外国人観光客を対象とした「徴収金」について、BIE(博覧会国際事務局)の事務局長は10日、万博前の導入に疑問を呈しました。

 大阪府の吉村知事は3月、オーバーツーリズム対策などとして、訪日外国人客から「徴収金」を取りたいとの意向を示していました。

 大阪・関西万博まで1年となるのを前に、来日したBIEのケルケンツェス事務局長は、会場予定地の視察のあと、「徴収金」の案に注文を付けました。

(ケルケンツェス事務局長)「このような制度を導入するのならタイミングをぜひ考慮してほしいし、実施するのなら万博の後を考えてほしい」

 来場者が「歓迎されていない」と感じてしまうおそれがあるとして、万博前の導入に懸念を示した事務局長に対し、知事は「(徴収金は)万博があるからというものではなく、誤ったメッセージにならないように慎重に検討したい」と述べました。

最終更新:04/10 20:51

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