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「言い過ぎた」吉村知事が撤回し謝罪 「モーニングショー・玉川徹氏の万博出禁」発言 

04/10 17:45 配信

 大阪・関西万博をめぐり、万博協会の副会長を務める吉村洋文・大阪府知事が3月、大阪維新の会の集会で、テレビ朝日の情報番組に出演するコメンテーターの玉川徹氏を「出入り禁止にする」という趣旨の発言をしたことについて10日、取材陣に対し「いくら政治集会の場であっても言い過ぎたと思います。謝罪を申し上げます」と述べ、発言を撤回しました。

 吉村氏は3月23日に開かれた大阪維新のタウンミーティングで、万博会場予定地で建設中の「リング」(大屋根)に関して、聴衆を前に「モーニングショーの玉川徹。いま批判するのはいいけど、入れさせんとこと思って。『入れさせてくれ』『これ見たい』と言っても、もう禁止」などと発言しました。

 4月1日には、記者からこうした発言の真意を問われ「公務の場では、そういうことは発言しないと思います」「政治的な発言は一定程度、自由にさせてもらいたい」などとする考えを示していました。

 しかし10日午後、知事定例会見後に吉村氏は「ちょっと僕からいいですか」と切り出し、集会での玉川氏についての発言を「(自分は)出禁の権限はないにしても、万博を積み上げていく、作っていく立場でもあります。たとえ政治集会とはいえ、間違っていた発言だと思います」「撤回して、謝罪を申し上げます」と述べました。

 さらに「この間、いろんな意見があって、僕なりにも考えました」「政治集会の場で、その場の空気とか、前後の文脈とかもあり発言をしましたが、ただその部分(玉川氏に対する『万博出禁』部分の発言)をとらえたら、良くない発言だったなと思います」とも話しました。

 また取材陣から、言論統制ととらえられる可能性があると考えての発言撤回かと質問されると「言論統制をするつもりなんかは当然なくて。本気でやることもできないし、そんな気もありません」と答えました。

最終更新:04/10 17:45

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