関西ニュースKANSAI

　大谷翔平選手の口座から不正に送金したとして銀行詐欺の疑いで訴追された元通訳の水原一平容疑者は３月、大谷選手に口裏合わせを頼んでいたと、米紙ニューヨーク・タイムズが報じました。

　３月２０日の韓国・ソウルでの開幕戦後、水原容疑者はクラブハウスで「自分はギャンブル依存症で大谷に借金を肩代わりしてもらっている」とチームにウソの説明をしたということです。その際の説明が英語だったので、大谷選手は水原容疑者が何を言ったのか完全には理解できなかったといいます。

　その後、宿泊先のホテルの会議室で、水原容疑者は大谷選手と２人きりで対面。口座からお金を盗んでいたことを打ち明け「借金の肩代わりしたということにしてほしい」と口裏合わせを頼んだということです。

　しかし、大谷選手はこれを拒否。すぐに代理人などを呼んで話し合いの場が持たれ、そこに水原容疑者の妻も加わりました。

　その結果、ドジャースは水原容疑者を解雇するという決断に至ったということです。