関西ニュースKANSAI

教職員組合が万博「子ども無料招待事業」の延期を申し入れ

04/18 18:33 配信

 大阪府が計画している、大阪・関西万博への子ども無料招待事業に対し、府の教職員組合が18日、会場の夢洲で先月、爆発事故が起きたことを受けて、「安心、安全が確保できるまで事業は延期してほしい」と申し入れました。

 大阪府は、府内の4歳から18歳までの子どもを万博へ無料招待する事業を進めていて、府内の学校に対して19日から、学校行事としての参加の意向調査を実施します。

 これに対し教職員組合は、3月に会場の夢洲の工事現場で可燃性ガスへの引火による爆発事故が発生したことを問題視し、万博への学校単位での参加に懸念を表明しています。

 組合によりますと、学校現場や父母からも「本当に子どもを連れて行って大丈夫か」といった声が上がっているということで、「安全に子どもたちを連れて行くというのが今の時点では全く不明。参加ありきで計画するのはありえない」と主張しています。

 また、会場で子どもたちがどのパビリオンに入れるかが未定であることに加え、暑さ対策や交通手段などが不明確なことからも、現時点で行事の計画を立てるのは困難だとしています。

 組合は府教委に対し、安全・安心に行事が実施できるようサポートを求めていて、申し入れを受けた府教委は、「できる限り現場の声を聞きながら、関係各所と調整をしていく」としています。

最終更新:04/19 12:12

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる