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クジラの「淀ちゃん」処理費めぐる問題 当時の大阪港湾局幹部ら処分 「不適正」な言動や会食
02/28 11:54 配信
大阪湾で死んだクジラの処理費をめぐる問題で、市は28日、外部調査で不適正な行為があったと指摘された当時の大阪港湾局幹部らの処分を発表しました。
おととし、淀川に迷い込んだクジラの「淀ちゃん」を巡る処理費用について、大阪市は当初約3700万円と試算していましたが、実際の契約は業者が提示した金額に近い8000万円あまりとなりました。
先月公表された外部監察専門委員の報告書では、当時の大阪港湾局・課長級職員が、金額交渉の担当外であるにもかかわらず、契約金額を大きく引き上げる言動をしたことや、処理業者と会食したことについて「不適正」だと認定されました。
また市に損害があったとは認められないものの、緊急対応への準備費用などを交渉次第で最大1400万円減額することが可能だったと指摘していました。
調査結果を受け、大阪市は28日、課長級職員を戒告処分としたほか、交渉の進め方について指示・監督ができていなかったとして当時の港湾局局長を減給1カ月の処分としました。
最終更新:02/28 18:59