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【参院選・兵庫選挙区】国民民主 経産省元職員の擁立発表 泉房穂氏支援から方針転換
04/20 18:02 配信
国民民主党は20日、今年夏の参院選の兵庫選挙区に、経済産業省の元職員・多田ひとみ氏(44)を擁立すると発表しました。
多田氏は20日午後、神戸市内で、玉木雄一郎代表らと記者会見に臨み、「手取りが増えれば暮らしが温まり、社会が安定し、経済が発展する」と、国民民主党が掲げる経済政策の実現に向けた意気込みを語りました。
多田氏は大阪府豊中市出身で、2003年4月に経産省に一般職採用され、2008年に退職するまで近畿経済産業局などに勤務しました。
その後、公認会計士試験に合格して監査法人に10年近く勤めた経験があり、玉木代表は「経済政策に加えて、政治とカネの問題でも即戦力として期待する」とコメントしました。
また多田氏は、「穏やかな、対立ではなく対話を中心とした兵庫県に戻したい」と述べるなど、県内の政治状況にも言及しました。
国民民主党は当初、元明石市長の泉房穂氏(61)を支援する方針でしたが、3月の出馬会見で泉氏が無所属で出馬する理由として「魅力的な政党がないから」などと既存政党を批判したことに玉木代表が反発し、独自候補の擁立に方針転換していました。
参院選の兵庫選挙区では、自民党現職の加田裕之氏(54)と、公明党現職の高橋光男氏(48)の2人が改選を迎えます。
またこれまでに泉氏のほか、参政党の藤原誠也氏(36)と、元兵庫県議で共産党の金田峰生氏(59)が立候補を表明しています。
このほか日本維新の会も候補を擁立する方針です。
最終更新:06/16 16:20


