関西ニュースKANSAI

　れいわ新選組は２１日、今年夏の参院選の兵庫選挙区に、元大学教授でユネスコでの勤務経験もある米村明美氏（６５）を擁立すると発表しました。

　広島県出身で、大学卒業後３年間は六甲アイランドで会社員として働いたという米村氏は２１日午後、れいわ新選組の大石晃子共同代表と記者会見に臨みました。

　米村氏はアメリカ留学後、２００２年から２１年までユネスコで各国政府に教育部門の政策提言をする専門家として働き、２２年から関西外国語大学で教授を務めました。

　参院選に向けては、・教育の無償化・教員の待遇改善のほか、現行の「奨学金」が学生にとっては借金となっている状況の改善を、主要な政策として挙げました。

　また、選挙戦について問われると、「兵庫県の選挙で『空中戦』が特徴となっていることは認識している。自分も、自身のネットワークを活用していきたい」と話しました。

　参院選の兵庫選挙区では、自民党現職の加田裕之氏（５４）と、公明党現職の高橋光男氏（４８）の２人が改選を迎えます。
　
　またこれまでに、参政党の藤原誠也氏（３６）と、元・明石市長で無所属の泉房穂氏（６１）、元兵庫県議で共産党の金田峰生氏（５９）、元経産省職員で国民民主党の多田ひとみ氏（４４）が、立候補を表明しています。
　このほか、日本維新の会も候補を擁立する方針です。