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　今年夏の参院選・兵庫選挙区に、公明党の現職・高橋光男氏（４８）が、２期目を目指し出馬する意向を正式に表明しました。

　２８日に開いた会見で高橋氏は、「前回と違い少数与党で臨む選挙。政治の安定に向けてぜひ自・公で（兵庫選挙区の）２議席を死守したい」と意気込みを語りました。

　高橋氏は兵庫県宝塚市出身で、外務省のポルトガル語を専門とした外交官などを経て、２０１９年の参院選・兵庫選挙区で初当選しました。

　高橋氏は前回選挙で公約とした神戸空港国際化への貢献や、農水大臣政務官として去年から続く米不足問題では、政府備蓄米の民間への買戻し条件付き売り渡しを提案、実現した実績を強調。物価高対策を最重要課題に挙げ、「つなぎの給付措置をしながら、減税を実現したい」と語りました。

　去年から続く県の告発文書問題については、「県政についてとやかく言う立場ではない」としながらも、「兵庫県に対するイメージが少しどころか、大きく損なわれたと思う。兵庫県の価値を高められるようにしたい」と述べました。

　参院選の兵庫選挙区は３人区で、高橋氏と自民党現職の加田裕之氏（５４）の２人が改選を迎えます。

　これまでに、元・商社社員で日本維新の会の吉平敏孝氏（４４）、元経産省職員で国民民主党の多田ひとみ氏（４４）、元兵庫県議で共産党の金田峰生氏（５９）、元大学教授でれいわ新選組の米村明美氏（６５）、建築事務所代表で参政党の藤原誠也氏（３６）、元・明石市長で無所属の泉房穂氏（６１）が、立候補を表明しています。