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朝日新聞の記者2人殺傷 阪神支局襲撃事件から38年 市民らが追悼の祈り
05/03 12:36 配信

兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局で、記者2人が銃で撃たれ殺傷された事件から3日で38年が経ち、市民らが静かに祈りを捧げました。
3日朝、朝日新聞阪神支局の1階に拝礼所と記帳台が設置され、訪れた地元の住民や関係者らが、祭壇に向かって静かに手を合わせました。
1987年5月3日の夜、目出し帽をかぶった男が阪神支局に侵入して散弾銃を発砲し、小尻知博記者(当時29歳)が死亡し、犬飼兵衛記者(故人)が重傷を負いました。
「赤報隊」を名乗る人物から報道機関に犯行声明文が送り付けられ、事件は未解決のまま時効を迎えています。
(追悼に訪れた人)「私がなにかできるわけではないのですが、1人でも来ることで、みんなに忘れないんだよということをアピールできればなと」
拝礼所と記帳台は午後2時まで設置され、3階の資料室も希望者に公開されます。
事件が発生した午後8時15分には、朝日新聞の関係者が黙祷する予定です。
最終更新:05/03 12:36