関西ニュースKANSAI

　２年前、大阪市立中学の男子生徒が自殺した問題で、第三者委員会はいじめが自殺の最大の要因だとする報告書を公表しました。

　２０２３年８月、中学３年生だった男子生徒は所属する水泳部の引退前最後の大会の打ち上げが、自身を排除する形で行われたと知った直後、「すべてが嫌になった」という遺書を残し自殺しました。

　市教委が設置した第三者委員会は、生徒が１年生の頃から１人の男子生徒を中心に部活やクラスで「うざい」と悪口を言われていたことなど４５件をいじめと認定し、いじめが自殺の最大の要因と結論づけています。

　また、学校側が一部の事案を把握していたものの「いじめ」ではなく「いじり」と認識していたことで事態が深刻化したと指摘しました。

　市教委は「内容を真摯に受けとめ、今後の対応策を検討する」としています。