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腰椎手術で誤って神経切断 赤穂市民病院の医師と市に約8900万円の賠償命令 神戸地裁姫路支部
05/14 18:45 配信
医療ミスをめぐる民事裁判で、医師と市に賠償命令です。
兵庫県赤穂市の女性(80)は、2020年1月、赤穂市民病院で腰椎の手術を受けた際、執刀した松井宏樹医師(47)に誤って神経を切断され、後遺障害を負ったとして、約1億3000万円の賠償を求めて、2021年に訴えを起こしていました。
判決で神戸地裁姫路支部は「こまめに血を止めないまま骨の切除を進めていて、その技術は危険を感じさせるもので、注意義務違反の程度は著しい」などとして、松井医師と赤穂市に計約8900万円の賠償を命じました。
松井医師は業務上過失傷害の罪で在宅起訴されていて、今後、刑事裁判でも審理される予定です。
最終更新:05/14 18:45