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大阪府が時差出勤・テレワークを改めて要請 協力登録が目標の3割にとどまる 万博でメトロ混雑
05/28 16:46 配信
大阪府は28日、大阪・関西万博期間中の交通機関の混雑等を避けるため、府内の企業に対し、時差出勤やテレワークなどの協力を改めて要請しました。
大阪・関西万博は26日に来場者数が500万人(関係者を含む)を突破し、今後、団体旅行などでさらなる来場者の増加が見込まれていて、公共交通機関や道路の混雑も予測されます。
また、当初来場者が利用する交通手段の分担率は大阪メトロ・中央線が約6割の想定でしたが、現在は約7割を占めていて、メトロに負担が偏っていることも課題の一つとなっています。
そのため、大阪府は28日、府内の企業に対し、平日の在宅勤務や時差出勤、テレワークなど交通混雑緩和の取り組みへの登録を改めて呼びかけました。
この取り組みは開幕前から始まっていて、府は1万社の登録を目標としていますが、28日時点での登録は3300社と、目標の約3割にとどまっています。
吉村知事は28日の会見で、改めて企業への協力を呼びかけた上で、「取り組みは広がっていると思う。引き続き、最も混雑が予想される閉幕期に向けて広く周知していきたい」と話しました。
また、登録増加に向けた「さらなるインセンティブも考えている」と語りました。
最終更新:05/28 16:50


