関西ニュースKANSAI

　夏に予定されている参議院選挙の大阪選挙区（改選数４）について、自民党は２９日、公認候補を公募すると発表しました。

　自民党は大阪選挙区に元大阪府知事で２０１３年から参議院議員を務める現職の太田房江氏（７３）を擁立する方向で調整していました。

　しかし５月中旬、太田氏が２０１９年の参院選前に、地方議員に選挙応援の見返りに資金提供を持ちかけたと週刊誌に報じられました。

　太田氏は事実関係を否定していましたが、２６日、「事実無根のいわれなき誹謗中傷を受け大きく体調を崩し、ストレス障害と診断された。治療に専念する」として不出馬を表明。

　これを受け２９日、森山裕幹事長（８０）や木原誠二選対委員長（５４）ら党執行部と、青山繁晴大阪府連会長（７２）が協議し、候補者を緊急公募すると決定しました。

　木原選対委員長は「大阪は衆議院も非常に厳しい結果であったので、参議院の方を選ぶにあたってもかなり慎重に府連側のご意見も伺いながら進めてきた。残り２カ月を切るような状況ですから、とにかく速やかに良い候補、そして勝てる候補を決定していきたい」と話しました。

　公募期間は２９日から６月４日までで、党本部主導で選考して６月１０日までに候補を決めたいということです。