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琵琶湖のアユが過去最低の不漁に・・・ 県漁連が放流する「親魚」を増やすよう三日月知事に要望書 滋賀県
06/03 19:16 配信
琵琶湖でアユの漁獲量が過去最低となっていることを受け、滋賀県の漁業関連団体は3日、県に対し、繁殖のために放流するアユの量を例年より増やすよう要望しました。
3日午前、滋賀県漁業協同組合連合会など4つの団体が滋賀県庁を訪れ、三日月知事に要望書を手渡しました。
県漁連によりますと、琵琶湖でのアユ漁はここ数年不漁が続いていて、去年12月から今年5月までの漁獲量は過去最低となっています。
温暖化の影響で琵琶湖の水温が下がらないことや、水中の栄養分が少なくなっていることなどが原因とみられています。
要望書では、繁殖を促すために放流する親魚の量について、去年に引き続き、例年より8トン多い20トンを維持することなどを求めました。
このほか、県漁連の佐野高典会長は、繁殖に適した水温に下がる時期まで、放流を後ろ倒しすることも提案しました。
(佐野会長)「一番効果の発揮できる時期に放流をしていただいて。やっぱり昔のような、湖産のアユの復活を、なんとか願いたい」
要望書を受け取った三日月知事は「必要な予算の補正を含め、議会に相談する準備をしている」と話しました。
最終更新:06/03 19:16


