関西ニュースKANSAI

　兵庫県の斎藤知事を告発した元県民局長の私的情報が外部に漏洩した問題で、自民・維新・公明・県民連合の４会派は、漏えいしたとされる元総務部長の井ノ本知明氏について、地方公務員法の守秘義務違反で刑事告発するよう県に申し入れました。

　県の第三者委員会は「知事の指示のもと、漏えいが行われた可能性が高い」と井ノ本氏による漏えいと認定し、一方で斎藤知事は漏えいへの関与を否定しています。

　これに対し３日、県議会の自民・維新・公明・県民連合の４会派は、知事の関与があったのかどうかを明らかにするためにも、県に対し、井ノ本氏を地方公務員法の守秘義務違反で刑事告発するよう書面で申し入れました。

　県は井ノ本氏に停職３カ月の懲戒処分を下していますが、井ノ本氏は「職責として正当業務を行ったに過ぎない」と主張し、処分を不服として執行停止を申し立てる意向を示しています。