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横山市長「万博来場者が快適に過ごせるキャパシティを決めるべき」 総来場者数2820万人にはこだわらない姿勢
06/03 20:02 配信
大阪市の横山市長は3日、大阪・関西万博の一日あたりの来場者数について、快適に過ごせるよう上限を定めるべきとの考えを明らかにしました。
そのためには想定する2820万人という総来場者数にもこだわらない姿勢です。
万博協会は万博の会期中にのべ2820万人の来場を見込んでいて、最大で1日22万人以上の来場を想定しています。
5月31日には一般来場者数が16万9000人と過去最多となりましたが、ゲートやパビリオン前に長い列ができ、多くの来場者の呼び込みと高い満足度の双方を保つことが課題になっています。
3日、大阪市役所で横山英幸市長は記者団の取材に対し、快適に過ごすために来場者数の上限を定めるべきという考えを示し、万博協会に提案したと明らかにしました。
また、2820万人という想定人数について「2820万人にこだわりすぎて快適に過ごせないのであれば、来場者の満足度に繋がらない。目標人数ではなく想定人数と聞いているので、運営の収支や快適に過ごすためのキャパシティのビジョンを持ったうえで2820万人とは別の議論をすべき」と話し、来場者が快適に過ごせる収容人数を算出しているテーマパークを参考にするなどの案を1つの考えとして挙げました。
最終更新:06/03 20:02


