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コメ高騰でも…『古古米』で500円ランチ 炊き方にひと手間で“変わらない味” 常連客からの評価も上々
06/04 16:31 配信
2日、いち早く出回った古古米を手に入れるため、関西の大手スーパーには約1000人の長蛇の列。その中にいた男性は・・・
「店をやっていまして、店のランチでお米を提供したいなと思いまして。ランチを500円でお米食べ放題で提供しておりますので」
堺市の居酒屋「千べろ家 ザビエル」では、3日からランチに備蓄米の使用を始めました。ランチ定食の値段は7年前から、ずっと変わらずワンコイン500円。しかも、ご飯のおかわり無料なんです。
(「千べろ家 ザビエル」谷英人さん)「値段を変えたくないってのがやっぱり一番ではあったので、何かいい方法がないのかなって思っていた。(備蓄米は)カリフォルニア米よりも、価格もちょっと抑えられるので」
コメの高騰により4月からカリフォルニア米を使用していたこちらのお店。2日、備蓄米を手に入れたのですが・・・
(谷さん)「食べてみて、そこまで気にはならなかったんですけど、『古古米、備蓄米ですよー』って言われて食べると、若干口に残るイメージとかがあった」
少しでもおいしく食べてもらうためにこんな一手間を・・・
(谷さん)「みりんと油を入れると、つやが出たりとか、ちょっと甘くなったりとか、お酒でふっくら仕上がったり、昆布を入れるとうま味が増して、香りもいい」「いろいろ調べて、食べてみたなかで一番おいしく炊き上がった」
試行錯誤の末、納得のいく味に。お客さんの反応は・・・
(常連客)
「分からん、おいしい。ちょっともっちりしてる。ふつうのお水で炊いたお米と同じ感じで、おいしい」
「味的にはそんな変わりないかなと感じる。できるだけおいしいものを提供していただけるというところはありがたい」
(谷さん)「皆さんおかわりもしてくれているし、いろいろチャレンジして良かった。このまま、どないかして(備蓄米を)買い続けていきたいなとは思っている。備蓄米がずっとあるわけではないと思うので、なくなっても新米とかが、ある程度の価格まで下がってくれることを願っています」
最終更新:06/04 16:31