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重症化すると死亡も 万博会場で検出のレジオネラ属菌って何? 発症なら発熱や頭痛

06/05 19:45 配信

 大阪・関西万博の目玉の一つでもある、ウォータープラザでの水上ショーが4日、「レジオネラ属菌」が検出されたとして突然中止されました。

 万博協会によると、ウォータープラザで海水の自主検査を実施したところ、4日に基準値の約20倍のレジオネラ属菌が検出されたということです。

 レジオネラ属菌は、河川や土壌など自然界に生息している細菌で、20℃~45℃で繁殖します。
 エアロゾル(細かい霧やしぶき)を吸い込むことで感染します。
 感染から2~10日ほどで発症し、症状は発熱や頭痛・筋肉痛など。重症化すると死亡に至るケースもあります。

 大阪大学医学部の忽那賢志教授によりますと、水上ショーで発生する水しぶきが空気中に拡散する場合に感染リスクがあり、健康的な人が一時的に水しぶきを浴びただけで感染するのはきわめてまれですが、高齢者や基礎疾患のある人は注意すべきと言います。

 万博協会は大阪市保健所から噴水停止の助言を受け、昼と夜に実施される水上ショーは、安全が確認されるまで中止にすると発表しました。

 また5日、子どもたちが遊ぶ姿もみられる「静けさの森」の水辺でも、基準値の約20倍のレジオネラ属菌が検出されたことがわかりました。

 協会の担当者は「霧や水しぶきが出るものではないため、健康被害のリスクは比較的低いと考えている」としていて、今後は消毒や、ろ過施設のメンテナンスを実施し、基準値以下になった際には、再度水を張ることを検討しているということです。

最終更新:06/05 19:45

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