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データ通信速度の設定ミスでブレーキ作動せず 万博の自動運転バスの事故、大阪メトロが原因発表

06/11 17:04 配信

万博会場と舞洲の駐車場を結ぶ自動運転バスが4月に起こした事故について、大阪メトロは、自動運転システムのデータ通信速度の設定を誤っていたため、パーキングブレーキが作動しなかった事が原因だったと発表しました。

4月28日夕方、大阪メトロが運行する自動運転のシャトルバスが、舞洲の駐車場で乗客を降ろしたあと、運転手が手動運転に切り替えて、駐車場内の別の場所にバスを止めました。

その後、運転手が席を離れたところ、無人のバスが動き出し、高さおよそ50センチのコンクリートの壁にぶつかりました。バスに乗客はおらず、運転手にけがはありませんでした。

大阪メトロによりますと、自動運転システムがエラーを検知した場合の車両側とのデータのやりとりで、通信速度の設定を誤っていたため車両がデータを正しく受信できませんでした。

そのため、自動運転システム側が何度も繰り返しデータを送った結果、通信が阻害され、パーキングブレーキが作動しなかったということです。

大阪メトロでは、自動運転システム側のデータ通信速度の設定を正しく書き換え、12日からテスト走行を始めますが、運行再開の時期は未定としています。

最終更新:06/11 17:04

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