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すでに「飽和状態」の万博 勝負の後半に向け課題解決は…東ゲート混雑緩和と夜間の入場増加で“1日20万人超”受け入れ可能に?

06/13 15:19 配信

 大阪・関西万博の開幕からきょう(6月13日)で2カ月となった。

 万博協会によると一般の来場者数は633万3301人(速報値)で関係者を含む入場者は740万人を突破した。(741万2520人・うち関係者107万9219人)

 一日あたりの平均来場者数は約10万4千人で、万博協会が会期前に想定していた15万人には届いていないが、来場者は開幕後増えていて5月31日には過去最多となる約17万人(16万9923人)が来場した。

 万博が閉幕するのは10月13日だが、万博協会は会期の後半(7月以降)の入場者は前半の1.5倍になると想定している。入場券の売り上げも伸びていることから、来場者は実際に想定通りに増える可能性が高い。

 一方で、入場ゲートや各国のパビリオンの前には連日長蛇の列が出来ていて、協会内部からも「すでに飽和状態だ」といった声も上がっている。

 さらに来場者を増やすため、協会は①比較的空いている会場西エリア付近の活用②夜間の入場を増やすことが課題だとしている。

 現在、来場者の75%が地下鉄夢洲駅に近い東ゲートから入場している。東西ゲートで大きな差があり、西ゲート付近は土産物売り場を除いて比較的空いている。

 西ゲートの活用率を上げるため、協会は西ゲートに到着するシャトルバスの路線を増設し、さらに東ゲートから会場外を通って西ゲートに向かうことができる“う回路”を開放するなど次々と対策を打ち出している。

 一方で夜間入場の促進については、万博会場ウォータープラザなどの水場で発見されたレジオネラ属菌がブレーキをかけている。レジオネラ属菌とは発熱や肺炎を引き起こすおそれのある細菌で、水しぶきなどから感染する可能性がある。

 ウォータープラザでは毎晩、噴水にプロジェクションマッピングの映像を投影する水上ショーが行われていたが、基準値を大きく超えるレジオネラ属菌が検出されたことからイベントは中止となっている。万博協会は対策本部を立ち上げたが、今のところ、原因の究明にはいたっていないという。

 様々な課題が山積しているが、協会の関係者は現在の来場者数の推移を「予測よりも順調だ」と楽観視していて、①②の課題を解決すれば1日20万人を超える来場者の受け入れも可能だとしている。

 これから夏にかけて熱中症や台風などの災害のリスクも高まってくる。来場者の安全を守りつつ、来場者をさらに増やすには、現在明らかになっている課題の解決と運営の改善が求められる。

最終更新:06/13 15:19

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